ホビースクエア秋葉原

皆様こんにちは！　鉄道フロアの大和です！！
そろそろクリスマス、今年も僕は一人で過ごしますが皆様いかがお過ごしでしょうか？

この時期はどこへ行ってもクリスマスソングが流れていますが、自分へのクリスマスプレゼントに最適(？)な新商品のご紹介です。

というわけで、今週のSRニュースは入荷したばかりのTOMIXの新商品「201系電車 中央線・分割編成」をご紹介いたしましょう～～～！！

ﾌﾟｼｭｰ! ﾌﾟｨｰｰｰｰﾝ...!!

2010年10月17日、惜しまれつつも中央線から引退したオレンジ色の201系。
永らくNゲージの完成品ではKATOの製品がおなじみの存在でしたが、ついに...遂に、TOMIXからも製品化されました。

中央線で活躍した201系は後年の改造で様々な形態差がありますが、今回発売された「中央線・分割編成」は青梅・五日市線直通運用のある6+4両編成の晩年の姿を再現したセットとなっています。
ざっくり説明すると併結時に両端に立つクハが入っているのが基本セット、併結時に中間で連結されるクハが入っているのが増結セット、という感じです。

近年のTOMIXの通勤電車は「これもうTNカプラーに変えたらほぼHG(ハイグレード)仕様なのでは...」というくうらい細密化が進んでいますが、201系もクーラーやベンチレーターが塗装済み、ドア下のクツズリ(実車ではステンレスの部分)の銀色塗装など後発ならではの密度ある造形が魅力です。

先頭車のアップもご覧いただきましょう。
1979年の登場時は103系の流れをくむシンプルなデザインでしたが、「中央特快」や「青梅特快」といったヘッドマークを掲出するためにヘッドマーク掛けが設置され、1992年からは電照式のヘッドマークに交換されました。

併結時に中間に入るクハは電気連結器を装備している関係でスカートの中央下部が欠き取られています。
こちらは比較的原型に近い顔立ちです。皆様はどちらの表情がお好きですか？

中央線といえば高尾駅以西の明治時代に建設された狭小断面のトンネルを通過する為、パンタグラフの折り畳み高さ対策が必須です。
古くはパンタグラフ周囲の屋根を低くした「低屋根車(165系のモハ164・800番台が有名です)」がお馴染みでしたが、201系では車体への改造を行わずに通過できるようPS24形パンタグラフが採用されました。

通常ではパンタグラフの台枠上に回転軸がありますが、PS24では台枠より下に回転軸があり、その分だけ折り畳み高さが抑えられています。
今回、TOMIXは201系のためにこのパンタグラフも新規金型で再現！

床下機器のこだわりだってすごいんです。
元祖「省エネ電車」としてデビューした201系は制御装置に新開発の電気子チョッパ制御を採用し、モハ201の床下にはそのチョッパ装置が搭載されています。
実車はこの部分が白色や銀色に塗装されており、独特の「ﾌﾟｨｰｰｰﾝ...」という音を出していました。

201系と言ったらチョッパ制御、チョッパ制御と言えば201系、というくらいここは見逃せない部分です。
製品ではモハ201-158以降の「CH1B」タイプの制御装置を採用したグループがプロトタイプとなっています。
実車は制御装置を製造したメーカーごとに差異があるようですが、この辺は話すと長くなりそうなので興味のある方は是非調べてみてください！！

今回も床下には隠しパーツが健在！！
TNカプラー化すると連結面をさらにリアルに仕上げられるようになっています。

TN化にお悩み中のそこのアナタ！
実は、ここだけの話ですが...TOMIX創業45周年記念のTNカプラー45個セット、まだ在庫があるんです...。
今回ご紹介した201系にもピッタリな空気管付きの密連形TNカプラーをまとめ買いするなら、今がチャンス☆

というわけで、今週はTOMIXの「201系電車 中央線・分割編成」についてご紹介しました。
201系も中央線から引退して10年が経ちましたが、「やっぱり中央線って言ったらこれだよね～！」という方も多いのではないでしょうか？
205系と同じく「決定版」に相応しい仕上がりの201系をこの機会に是非、自分へのクリスマスプレゼントとしてコレクションに加えてください！！

次回のSRニュースもお楽しみに！！　それではまた～～！！